2020/10/16 12:10

今日は天気も良く朝風呂も入り

心身ともに絶好調で何気ない日常ブチ上がってます

これからトレーラーの車検に向かう為
本日の店舗営業は臨時休業します。

コロナ禍でイベントが全くなくなり
イベント条件緩和した9月以降から徐々に
週末スケジュールが埋まりましたが
例年通り10月以降はイベント激減します
春までの間に3年間連れ添ったトレーラーを売り
自走型のキッチンカーに乗り換える予定ですが
やきいも同様に強気な価格設定では売れないっす


さてさて
3話完結のやきいも心中シリーズです
伝説のDIYイベント「品川やきいもテラス」
7日間販売していて大きなトラブルが1回ありました
ビル風でつぼ温度が上がらず
焼けてない芋が半分もあり
販売個数限定してたのに
お渡し出来ない状況に陥りました。

焼きあがった芋を順番にお渡し終わり
焼き芋が届かないお客様には事情を説明し
お約束を守れなかったことを謝り
焼き上がりまでに再度時間が掛かることを説明し
再購入チケットという名のポストイットで
焼き上がり時刻の目途に再来店してもらえたら
優先的に受け取るれる方法で対応することにした

主催、出店者、お客様、誰もが望まない状況に
ただただ正直に誠意をもって対応しても
殺気だった現場はカオスな修羅場でした。

時間がなくて諦めて帰路につくお客様
携帯で連絡を取りどうするか?思案するお客様
無念の嫌味を吐き捨てその場を去る消費者

イチバン残念な気持ちでやるせない気になったのは
再購入チケットを貰い、その場に再度並べは
沢山売るよね。買えるよね。
と高圧的に従わせようとする消費者。

焼ける個数が決まってる
すなわち売上は変わらない
焼き芋を求める沢山の人に
出来るだけお届けしたい気持ちで
おひとり様1個で販売してたのでした

俯瞰的に見ればどちらの気持ちも理解できる
長い時間並んだから希望の個数買いたい
需要と供給が崩れてるから沢山の人に届けたい

出した答えは
一人一個の販売は崩さない
再購入チケットで1個、並んで1個で
なんとか了承出来ないかお話をしたけど…

長時間並んで焼きあがらず
焼き芋買えなかったのと
思い通りにならなかったのが重なり
感情が抑えられなくなり
攻撃的な暴言のシャワーを浴びせ初めた

元々の原因は自分が作ったので
慎重かつ丁寧に言葉を選び
諭しながら怒りが収まる様に
同調を共感を必死に繕っていたけど
粘着的で超しつこいかったので
言葉返さず相槌にシフトしたら
他のお客様が並びはじめたので
しぶしぶ列の後ろに並んでくれた

やっと再焼きの作業に取り掛かってたら
作業してる僕の所までやって来て同じ話を繰り返す

焼き上がりまでこれを繰り返すこと40分間
僕は相槌を打ちながら、申し訳ないけど
ずぅーとこれからのことを考えていた

つぼの数を増やして焼く量を増やそう
販売品目を増やして選ぶ楽しさを提供しよう
芋の量を減らして販売することは出来ないか?
事前に焼き貯めして解凍して売ることは出来ないか?
焼き芋を使った温かい飲み物は作れないか?
このしつこく粘着質な消費者のおかげさまで
「こうなりたい 焼き芋屋さん」の素案が出来ていく
そう今のウチのメニュー構成や販売スタイルは
品川やきいもテラスで生まれたのです

7日間懸命に焼き続け42万円の売上を手に帰路に付く
山形に帰ってからは、焼き芋の付加価値ばかり考え
試作とマーケティングを繰り返す日々が続きました。

当時のやきいも専門店で全国区だったのが
「やきいも ふじ」さん

多品種の焼き芋が1店舗で買えるという
焼き芋ルーキー当時に知った頃は
そんなに品種があることが衝撃的だった


もう一つの専門店の形だと思ったのが
「らぽっぽ ふぁーむ」さん

やきいも専門のスイーツ店として
全国の百貨店やデパ地下に出店されたました。


限られた売上の中で焼く量を増やす為に投資するより
量は焼き貯めして冷凍保管する方が
コストとリスクが低いと判断
付加価値を作るために投資することを選択
テラスから2ケ月経過した3月24日に
1発目のメニューが完成した「干し芋ブリュレ」

いつものコメント量と比較にならないくらい
沢山コメントいただき、購入希望が殺到した

この体験で完全に焼き芋屋としての進むべき道が開かれた
進化系やきいも専門店を目指すことにした

この後、干し芋を、焼き芋に変えた
やきいもブリュレを翌週にメニュー化が
らぽっぽで同メニューが売られていることを知り
勉強がてら仙台まで食べに行って目にしたのは
やきいもの上にクリーム塗ってブリュレされていた

冷蔵商品でやきいも本来の温かさが消え
クリームの上に少しだけパリっとしたブリュレがあり
見た目は綺麗で上品でした
やきいもとスイーツのバランスが
スイーツに寄せると上品になることがわかったのと
やきいもは温かく食べる方がおいしいという概念が
お客様に存在することを確信した。

やきいもを使ったスイーツなんだけど
パティシエの様なスイーツ寄りではなく
やきいもが全面に出てその場調理を実演で見れる
コンセプトに加えるアップデートさせた
やきいもブリュレがコレである

トロットロのやきいもを全面に
バターオイル、粗塩、練乳の層を作り
三温糖をかけてその場で炙る形にたどり着く

冬の移動販売事業として
つぼひとつ30万投資してスタートさせた
やきいも販売が現在のメイン商材になっている

人生なんて無駄なことひとつもなく
アパレルでこしらえた借金を
コツコツを地に足付け
少額の売上だろうと
事業を続け進化させることで
やがて大きな木となって
ヒト一人が家族養い
食べていく分位の商売出来るわけです

そして今はアパレルの経験を活かして
芋アパレルとして「芋」キャップを売り
次はトレーナーのサンプルを作ってます

そんな夢みる、やきいもおじさんは
コロナをキチンと恐れながら
この状況で生きていく為に
沢山の情報を自分で見聞きし自分で考え
やきいもでベトナム・インドネシア進出を
真剣に試行錯誤しております

今日はここまで
いつも最後ま読んでくれてありがとう
Thx やきいもフレンズ